京都で骨董品買取の依頼をお考えではありませんか?骨董品の査定額を左右するのは品物の価値だけではありません。いくつかのポイントを押さえて、高値での売却を実現させましょう。
実家の倉庫を整理している際に出てきた骨董品などを手放すといった場合、多くの方が「できるだけ高く売りたい」と考えるのではないでしょうか。実は骨董品は買取時期や管理方法によって、同じものでも買取価格が変動します。こちらでは、高く売るためのポイントについて解説していきます。
まず、売却するアイテムや現在の状況次第で適切な買取業者が変わるということを覚えておきましょう。例えば、家具や壺など売りたいものが確定している場合には、家具や壺の買取を専門的に行う業者に依頼することが大切です。引っ越しや遺品整理などで出てきた複数の骨董品を即日で一気に売りたいという場合には、幅広いアイテムの買取を行う業者に依頼しましょう。
少しでも高く骨董品を売りたいのでしたら、相見積もりを取ることをおすすめします。骨董品買取業者は、それぞれ会社の規模や買取実績が異なります。同じアイテムの査定を依頼したとしても、買取金額に差が生じる可能性は高いです。相見積もりを依頼し複数の業者が提示した査定額を比較することでおおよその相場を把握できるうえ、買取希望価格に近い査定額を出した業者に依頼できます。
洋服に流行があるように、骨董品にもトレンドがあります。その時期を逃してしまうと査定額が大幅に下がってしまうため、売るかどうか迷っている場合には買取業者に相談をしてみましょう。
インターネットが普及したことにより、作者が明確な骨董品はある程度の相場を調べることができるようになりました。ヤフーオークションでは過去30日間の落札相場を、有料のaucfan(オークファン)では過去10年間の取引相場を調べられます。
また大手の買取店では、社内規定により買取額は取引相場の3割と決まっていることが多く、個人経営店では取引相場の5割程度がおおよその基準と考えられます。もちろん、業者によって異なるため、あくまでも参考程度に留めておいてください。
提示された買取価格が取引相場の2割と下回る場合には、注意が必要です。
骨董品には定価というものがありません。ただし、どのくらいの価値があるのかをある程度見分けることは可能です。お手持ちの骨董品の価値を知りたい方は、以下の3点を確認してみてください。
・サインの確認
「落款」や「銘」と呼ばれるサインがないかを確認しましょう。サインは箱の蓋、茶碗の底などに記されていることが多いです。著名な作家の場合、骨董品の価値が上がります。
・時代性の確認
次に、その骨董品がいつ生産されたものなのかを確認しておきましょう。希少性が高いとされる時代に生産されたものでしたら、その価値が高くなります。似たような骨董品の場合、明治時代や昭和時代のもので比べると明治時代の方が現存する数が少ない可能性があります。そのため、明治時代のものが希少性は高く、価値も高くなるのです。
・素材の確認
骨董品の素材の確認も必要です。使用されている素材によって、骨董品の価値は変わります。価値が高いとされる素材は、以下のとおりです。
鑑定書や付属品がある場合には、用意しておきましょう。特に鑑定書は、買取業者に対して骨董品が本物であることを証明できるものです。
骨董品は繊細で傷みやすいため、汚れや傷があるからといって無理に擦ってしまうと余計に傷が広がったり破損したりする可能性があります。手入れ方法がわからない場合には、買取専門業者に相談しましょう。また、破損している場合もそのまま査定を依頼することがポイントです。見栄えをよくしたい気持ちはわかりますが、無理に修復をすると本来の価値が損なわれ査定額に影響してしまう恐れがあります。
作品の保存状態は鑑定結果に大きく影響します。カビが生えている・破損が激しいといった保存状態がよくないものは、骨董品としての価値が下がることがあります。
骨董品の保存状態を良好に保つためには、普段から保管・お手入れ方法に気を配る必要があります。具体的なお手入れ方法について、解説していきます。
・保管のポイント
骨董品は非常にデリケートなものです。温度変化や湿気・極度の乾燥に反応し、ひび割れやシミ、カビなどのトラブルが発生します。基本的には湿気が少なく、直射日光の当たらない風通しがよい場所に保管しましょう。
・マスクや手袋を忘れずに
骨董品によっては、少しの油分や水分が原因でシミやカビが発生することがあります。私たちの手には油分や汗が付着しており、作業中にくしゃみや咳が出て唾液が付着することも考えられます。そのような状況を避けるためには、手袋やマスクの着用をおすすめします。
・漆器のお手入れ方法
漆器の汚れを落としたいときは、ぬるま湯につけて絞った柔らかい布やスポンジで優しく洗いましょう。汚れが取れづらい場合は、薄めた中性洗剤をぬるま湯に溶かして洗います。洗った後はしっかりと水分を拭き取ります。
・陶器や磁器のお手入れ方法
表面の軽いホコリ程度なら、ブロアーブラシなどで取り除けます。部分的なシミや軽い汚れには、歯ブラシによるブラッシングが効果的です。歯ブラシにぬるま湯をつけてから、汚れが気になる部分を優しく洗いましょう。
骨董品の査定に必要な基礎知識をご紹介いたしました。なるべく高値で買い取ってもらうためには、買取業者の選び方と骨董品の保存状態が重要です。買取業者は得意な分野やジャンルが異なるため、自分が売りたいものの買取を得意としているかどうかを確認しましょう。また、保存状態や付属品の有無なども確認しておくことが大切です。
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